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日本外相の4年半ぶりの訪中、専門家「『同じ方向に向かう』には誠意が必要」 (2)

人民網日本語版 2016年04月29日14:30

G7は5月末に日本の伊勢志摩でサミットを開催する。現在各方面は、日本が議長国として再び海洋安全保障問題に言及するかどうかを注視している。今年後半に中日首脳が多国間活動の中で会談を実現できるかどうかは、南中国海問題における日本の態度次第だとアナリストは指摘する。

■自民党ハト派の宏池会に属し 安倍氏の腹心は「真綿に針を隠す」

岸田氏は4月25日の読売国際経済懇談会で「新時代の中日関係」と題する演説を行い、中国に対して一定の前向きなメッセージを送った。岸田氏は「中国側との率直で誠意ある対話を通じて、新時代にふさわしい日中関係の構築を推し進めたい」と表明した。

訪中前の演説について、中国社会科学院の日本専門家・李若愚氏は「演説で岸田氏は中日関係の向かう方向について、主に3つの展望を示した。第1に、協力の拡大。第2に、課題や懸念事項への対処。第3に、国民間の相互理解と相互信頼を培う。3つのうち2つは『協力、相互信頼』という両国関係の改善に資する提案に言及している。だがもう1つの、いわゆる『課題や懸念事項への対処』は『真綿に針を隠す』だ。前向きな姿勢表明をすると同時に、中国の軍事力発展、海洋活動などの問題への言及も忘れなかった」と指摘した。

アナリストによると、岸田氏は自民党の重要な政治家であり、衆議院議員に繰り返し当選している。岸田氏は自民党の宏池会の会長でもある。宏池会はハト派であり、対中友好の伝統を持つ。記者が資料を調べたところ、2006年に岸田氏と古賀誠元自民党幹事長、遺族会会長(当時)ら8人は南京大虐殺記念館を見学。古賀氏は記念碑前で献花した。

岸田氏は同時に安倍晋三氏の腹心でもある。二人は1993年に国会議員に当選した「同期」だ。宏池会に属する岸田氏は歴代安倍内閣に入閣している。初めて外相として訪中する岸田氏は、どのような成果を挙げて今後の政治人生のための地ならしをするのだろうか。結果が待たれる。(編集NA)

「人民網日本語版」2016年4月29日


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人民網ファン   2016-05-01113.154.217.*
王外相が日本に要求された項目は、日本人が誰よりも覚えており、承知してます。私は、国交回復時、小学校4年生でした。40年以上経ったが、今でもはっきり覚えています。田中角栄首相が、日中国交回復時に約束した事項である。当時、毛沢東国家主席や周恩来副主席と、田中角栄首相が円卓を囲み白酒を交わす中国側の姿に、懐と器の大きさに、中国の魅力を感じたものである。私は小学生であったが、鮮明に今でも覚えています。また当時、日本国民は、中国文化の、シルクロードの魅力に日本中が、まるで韓流ブームのように、どっぷりとつかっていました。象牙細工や切り絵や、繊細な中国文化に、魅力を感じたものである。今はどうであろうか・・・日本人は熱しやすく冷めやすいようである。中国ブームが冷めたとたんに、約束まで忘れていては、相手が怒るのも無理はない。王外相の要求は、田中角栄首相が約束したものに他ならない。私たち日本人は、懐と、器の大きい習近平国家主席が見たいのである。そこに中国の魅力があり、神秘性に日本人は魅力を感じる。このような思いは、昔も今も同じである。これは日本側からは、遣隋使、遣唐使以来、同じではないであろうか?また逆に、中国側からは、鑑真和上の偉業も、中国との絆を、物語る。本来の日中関係とは、そのようなものである。台湾や、小さな岩や、島の事で、いざこざが絶えない。実に勿体無く、くだらないのではないだろうか?日本側は、中国側との約束を破っている。また逆に中国側にて、最も、損失なのは、このような末梢にこだわっていては中国のイメージが、実に小さく見えることである。誤解は無いように言いますが、これは日本の政府にも共通することだ。日本人が小さいといったものは、真実に小さいのである。(小さいというのは、精神的なるものであり、懐や器のことです。)我々、日本人は、懐や器の大きな習近平国家主席を見たいのである。田中角栄氏のような、懐や器の大きい首相を、見たいのである。王外相の要求は、本来、田中角栄首相が約束したことである。再度、要求されたことが、約束を守れと言っているに等しいのである。約束を守らないのは、日本人にもとるのではないだろうか?