科学技術業界の発展において、中国と西側諸国は「相互参照」の段階に足を踏み入れている。中国企業の成功経験は、西側消費者のモバイルインターネットの体験を再構築しようとしている。微信の一部機能の啓発を受け、フェイスブックはネット通販や決済などの機能を、自社のメッセージングシステムに取り込もうと試みている。
このように論じるのは、エコノミスト誌だけではない。英フィナンシャル・タイムズ紙も先ほど、「投資家は米国の潜在力よりも中国の技術に期待している」と強調し、次のように論じた。
米国はこれまで、科学技術分野の「世界のリーダー」を標榜してきた。しかし中国は無人機、電気自動車、データ発掘など数多くの分野で、米国との差を縮め続けているようだ。中国ベンチャー企業には、米国の同業者よりも多くのデータに接することができるというメリットがある。中国は少なくとも、米国と同じ程度のことはできる。人工知能にはデータが必要だが、中国はこれを多く持っているからだ。中国は無人機などの分野で米国を超えており、さらに中国の多くのフィナンシャルテクノロジー企業の業務は、米国の同業者よりも多元的で興味深い。
米NYタイムズも以前シリコンバレーの企業に対して、中国からモバイルアプリのインスピレーションを得ること、さらには中国製品を模倣することを提案していた。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年8月10日
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