▽FIFAの新たな取り組み
だがサッカーの魅力とサッカーファンの情熱が、FIFAのスキャンダルで消滅することはない。ニールセンが12日に発表した年度ごとの世界サッカー調査報告によると、回答者の10人に4人以上が「自分はサッカーファン」と答えており、サッカーは今でも世界一のスポーツだ。この調査の統計は世界18のスポーツ市場をカバーし、回答者の43%が2017年にサッカーに対して「興味があった」、「とても興味があった」と答えた。
サッカーファンがいればサッカー市場があり、市場があればスポンサーがチャンスをうかがって動き出す。新たにFIFA会長に就任したジャンニ・インファンティーノ氏が打ち出した一連の改革には、スポンサーの拡充という新たな取り組みも含まれる。
FIFAのスポンサーには3種類あり、最高位の「FIFAパートナー」は6つの枠があり、スポンサー料は1億2千ドルから。FIFAのすべての試合・イベントにおける広告と周辺ビジネスの権利を有し、FIFAロゴを8年間使用できる。次が「ワールドカップスポンサー」で8つの枠があり、スポンサー料は6800万ドルから。契約期間に行われるW杯と直接関連するスポンサーとしての権利を有し、FIFAロゴを4年間使用できる。最後が以前の「ナショナルスポンサー」で、開催国の企業に限り、自国での開催期間中の試合・イベントにおいてのみ広告と周辺ビジネスを行えると規定される。
今回のW杯では、ナショナルスポンサーに代わって「リージョナルサポーター」が初めて導入され、スポンサーシステムの最下位に位置づけられた。欧州、北米、南米、中東、アジアの5つの地域があり、開催期間中のLED掲示板での広告、チケットの優先的配分、所在地域におけるブランド広告権を有する。枠も20に拡大された。
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