▽全国民の注目点
とはいえロシアまで行ける企業は限られている。W杯経済という大きなパイを前にして、スポンサーシステムに入っていない企業も、同じく分け前にあずかろうと力を入れている。さきにメディアが伝えたところによると、湖北省荆州市が原産のアメリカザリガニが国際定期貨物列車「中欧班列」に乗ってモスクワまで運ばれ、W杯開催期間に現地の大手レストランやバーなどでサッカーファンを楽しませるグルメになる。
実際、ビールや飲料や加工食品などの日用消費財、出場チームの国旗、ユニフォーム、サッカーボールなどの製品は、開催期間中に販売のピークを迎える。14年のブラジル大会では、中国のビール販売量が前年同期比500%以上増加し、13年同期と比べると約10倍も増加した。
モバイル端末による動画視聴業務の勃興発展にともない、W杯の見方も変わりつつある。中国中央テレビ(CCTV)も「方針を改め」、放映権を独占するのをやめ、新メディアでの放映権を優酷と中国移動傘下の咪咕視頻に授与した。外部の推測では、新メディアが放映権を得るために支払った金額は10億元(1元は約17.3円)を下らないだろうという。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年6月15日
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