「市民の善意に涙」　昆明鉄道警官の微博、転送回数10万回超え

　微博（ウェイボー）にアカウントを持つ昆明鉄道局（昆鉄）の警官「李明洋Police」さんは3日、自身の微博で、朝食を買いに行った時、人々にとても親切にされたエピソードを紹介した。ひとりの警察官として大変感動した心境を綴ったこの投稿は、ネットユーザーから大きな注目を浴び、同日午後1時の時点で約10万回転送され、2万件あまりのコメントが寄せられた。人民網が報じた。

　「李明洋Police」さんは、自分が昆鉄の警官だと明かしている。3日午前9時ごろ、「最も感動したこと」というタイトルで、以下の内容を自身の微博に綴った。

　「疲れが残った身体を引きずるようにして朝食を買いに行った。昨夜のテロ事件の影響で、朝食を売っていたのは移動式の小さな屋台だけで、多くの人が朝食を買うために屋台の回りを取り囲んでいた。そんな中、人々は私を見ると、思いがけず自ら進んで道を開けてくれた上、「警察のお仕事、御苦労さまでした！」と声をかけてくれた。さらに、自分達は急がないので、先に買って食べて下さいと順番をゆずってくれた。その瞬間、感激のあまり鼻の奥がツーンと熱くなり、涙にむせんで返答につまった。こんなにも暖かい心を持ち、善意に溢れた市民の命を無残にも奪うテロリストは、必ず厳重に罰せられるべきだ！今回の事件で犠牲になった人々は、どうぞ安らかに眠ってほしい」。

　この投稿は、たちまち人々の関心を引いた。複数のフォーラムに転載され、2万件以上のコメントがネットユーザ―から寄せられた。

　コメントでは、この警察官への敬意の気持ちを示す内容が多かった。

　「Ida―安小謎」さん：「犠牲となった人々を追悼すると同時に、最前線でテロリストと闘った人民警察官のことも忘れないようにしよう」

　「Elisa驚春」さん：「ご苦労さまでした！今日の昆明は、警戒態勢が敷かれているが、社会の秩序は保たれているようだ。警官、医師、看護師の方々は最前線で忙しく立ち働き、市民や将兵はボランティアで献血し、商店は最前線で働く人々に無料で食事を提供し、それぞれがお互いに助け合った。今朝早く、自宅近くの派出所に電話して状況を尋ねたところ、現場の誰もが、休憩も取らずに夜通し働き続けたという。善意ある個人やプラスのエネルギーをもたらした多くの人々に、心からの敬意を表したい」

　「桜桃不是花花」さん：「本当にお疲れさまでした。我々市民のために身を削って働いて下さった警察の皆さん、本当にありがとうございました！」

　「TheRedQueen」さん：「警察官の仕事が、どれほど大変なもので、決して見返りを求めず、市民に理解だけを求めるものかが、今回の事件でしみじみ分かった」。（編集KM）

　「人民網日本語版」2014年3月4日