2014年2月26日  
 

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トヨタのクラウン C級車の栄枯盛衰を考える (2)

 2014年02月26日08:20
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 だが12年モデルのクラウンが市場に登場した時、一汽トヨタは青春アイドルドラマのスター・◆(「にんべん」に「冬」)大為を起用してイメージキャラクターとし、ホイールベースを長くすると同時に、スポーツ感覚を加え、クラウンに「若さ、ファッショナブル、エネルギッシュ」というブランドイメージを加えようとした。だがこうした「不調和」を受けて、これまでクラウンを理解し愛してきた高い年齢層が引き続きクラウンを買おうとするだろうか。クラウンをあまりよく知らず、小さい頃からベンツ、BMW、アウディしか知らなかった若い年齢層がクラウンを買うようになるだろうか。消費者のニーズをよく理解していなかったため、クラウンはブランド経営で焦点を絞りきれず、ぶれ続け、多くの顧客を失う羽目に陥った。

 ▽C級車の可能性は拡大するか?

 確かに、ホイールベースが大きく、車内空間が広く、エンジンの排気量が大きければC級車と呼ぶことはできる。だがひたすら大きさだけを求めても市場で人気が出るとは限らない。ホイールベースの数値を比較すれば、アウディA6LもBMWの5シリーズLIもビュイックのパークアベニューもクラウンもほとんど変わらない。どの車も十分な大きさがあるとすれば、購入しようとする人はエンジン、内装、操作性、安全性に目を向けるようになる。

 05年から現在までの間に、クラウンは大小規模のモデルチェンジを繰り返してきた。その多くは単なるホイールベースの拡大で、ライトや正面のラインといった外観の小規模モデルチェンジも行われたが、エンジンや内装などの実質的なモデルチェンジはあまり行われていない。新モデル車のエンジンが旧モデルに及ばないということもあった。中国経済網でクラウンの2005年モデル2.5ロイヤルと2011年モデルV6 2.5ロイヤルの数値を比較すると、05年モデルは車体が4855×1780×1480ミリメートル、ホイールベースは2850ミリメートルで、11年モデルは車体が5005×1810×1500ミリメートル、ホイールベースは2925ミリメートルで、車内の空間は確かに拡大している。だが両車種には同じくトヨタV6エンジンが搭載されるが、05年モデルは最大熱効率が145キロワット、最大トルクが242ニュートンメートルであるのに対し、11年モデルは142キロワットと236ニュートンメートルに低下している。企業はそれなりのセールストークを用意するが、単なる大きさの追求は、C級車としてもいただけないといえる。

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