レノボ、第3四半期の営業収入が100億ドルを突破

　2度に渡る大規模な海外M&Aの発表に続き、レノボ・グループは13日に2013年12月31日までの第3四半期の業績を発表し、営業収入と純利益で記録を更新した。営業収入は15％増の108億ドルに達し、初めて100億ドルを突破した。新京報が伝えた。

　◆四半期の営業収入が記録更新

　レノボの昨年第3四半期の業績報告書によると、同社は第3四半期に新記録となる108億ドルの営業収入を実現した。昨日の中国関連株の株価によると、108億ドルという金額はポータルサイトの新浪、語学学校の新東方、動画サイトの優酷土豆、オンライン旅行会社の携程の時価総額の2倍以上に達し、ポータルサイトの網易の92億9000万ドルを上回り、セキュリティソフト大手の奇虎360の120億ドルをやや下回る。急台頭するスマホメーカーの小米科技の時価総額も、100億ドル前後となっている。

　レノボの第3四半期の純利益は30％増の2億6500万ドルに達した。この数値は新浪の昨年第3四半期の純利益の10倍以上に達する。

　しかしレノボのライバルであるHPやデルとの間には大きな差があある。公開されている業績報告書によると、HPの昨年第4四半期の営業収入は291億ドル、純利益は14億ドルに達した。デルの営業収入は143億ドルとレノボに近いが、純利益は5億3000万ドルと2倍の規模だ。これはレノボがPC出荷台数で両社を追い抜いたが、純利益ではまだ大きく差を付けられていることを意味する。

　レノボはまた、日米の家電大手のソニーやレノボと比べても大差を付けられている。業績報告書によると、ソニーの2013年第3四半期の営業収入は約236億ドル、純利益は約8億8000万ドルに達した。アップルの営業収入は353億ドル、純利益は69億ドルとなった。