モバイル・ワールド・コングレス2014が、24日にスペインのバルセロナで開幕した。中国移動(チャイナ・モバイル)は今回、TD-LTE、ユニファイド・コミュニケーション(UC)、NFC携帯電話財布機能などの技術とアプリを展示し、かつ初となる自主ブランドの4G携帯電話を展示する。現在までに発売されているTD-LTE端末は100機種を突破しており、今年上半期には150機種以上が発売される見通しだ。人民網が伝えた。
◆4Gサービス、20都市以上をカバー
中国移動は2014年を、TD−LTEの世界的な規模化発展に向けた重要な一年と位置づけている。世界ではすでに28の実用化されたTD-LTEネットワークが存在し、40数社の通信事業者が実用化を進めている。
中国移動の4Gネットワークは昨年12月に正式に実用化しており、現在までに20数都市で4Gサービスが提供されている。中国移動は将来的に50万局を超えるTD-LTE基地局を設置し、340都市以上のユーザーが同社の4Gサービスを利用できるようになる。
◆自主ブランドの4G携帯電話が初登場
中国移動は今回、初の自主ブランド4Gスマートフォンを展示する。また中国移動は「Lenovo A788t」、「Coolpad 8720L」、「K-touch Touch3」など、1000元(約1万7000円)クラスの数多くの4Gスマートフォンを展示する。
中国移動は昨年8月に、初めて自主ブランド携帯電話を発表した。報道によると、中国移動の自主ブランドの携帯電話の販売台数は、昨年末時点で100万台に達した。
中国移動によると、主流メーカーのほぼすべてが、TD-LTEをサポートする製品を開発・発売している。中国移動のブースでは、クアルコム、MTK、海思半導体有限公司(HiSilicon)など13社・19機種のマルチモード・マルチバンドチップおよび、アップル、サムスン、HTC、ファーウェイ、ZTC、レノボなどを含む端末メーカーの22機種の最新のスマート端末が展示される。現在までに発売されているTD-LTE端末は100機種を突破しており、今年上半期には150機種以上が発売される見通しだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年2月25日