毎年、卒業シーズンが訪れるたびに、卒業写真が巷の話題になる。「頂(いいね!)」は、新しいネットワーク用語で、支持、賛同、称賛などを意味する。南京師範大学の4年生、陳培君がこのほど、キャンパスのさまざまな場所で、「頭だけで倒立」した姿の写真を撮影、ネット上に公開した。どの場所もすべて、自身が「いいね!」と思った思い出の場所だという(注:中国語で『頂』は、頭で押し上げるという意味もある)。この写真はネット上で広く伝わり、「この卒業写真、難易度高すぎ!」と、ネットユーザーの間で評判になっている。揚子晩報が伝えた。
陳君が公開した写真は全部で12枚。お決まりの「立ち姿」で撮影された普通の写真と違い、12枚とも頭だけで逆立ちした姿で映っている。彼は、南京師範大学キャンパスの各所でこれらの写真を撮影した。ポーズはすべて逆立ちだが、各種バリエーションがある。学生服姿、両足を空中に高々と上げ両手は脚の方に斜めに伸ばし、下向きの矢印のようなポーズ、さらには普段着姿で頭で倒立し、両手を合掌して「1」の字をなぞらえたポーズ、などさまざまだ。
12枚の写真がネット上にアップされると、瞬く間にネットユーザーの注目が集まった。「こんな写真を撮るのはさぞ難しかったに違いない!支えなしに倒立するなんて、相当な筋力が必要だ」と驚きの声が次々と挙がった。「このような卒業写真を撮影することで自分の母校に敬意を示すという行動に、大いに敬意を表したい!」という意見もあった。
陳君は、「親しかった友人と一緒に撮影するのは、本当に楽しい作業だった。卒業後は、それぞれが別々の道を歩き始め、もう二度と会うことはない友人もいるかもしれないと思うと、名残惜しい気持ちは尽きない。今後、この卒業写真を見るたびに、母校のことを思い出し、青春時代を共に過ごした良き友人たちのことを懐かしく思い出すだろう」としみじみと述べた。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年6月16日