螞蜂窩のデータによると、海外のホテルを予約したユーザー数を都市別に見た場合の上位5都市は順次、北京、広州、上海、成都、杭州
夏休みも終盤に入り、螞蜂窩や芸竜旅行網などオンライン旅行会社は、海外ホテルの予約状況報告を相次いで発表、各自の統計データにもとづき、中国人の海外旅行の傾向に関して分析している。螞蜂窩の報告によると、海外のホテル予約に関し、最も「豪華なホテル」を好むのは広州市民、最も「用意周到」なのは上海市民という。また、芸竜旅行網の報告から、中国人は全体的に、海外のホテルを利用する際、「高級ホテル」指向であることが明らかになった。人民網が報じた。
■ 「豪華ホテル好き」の広州人、「用意周到」な上海人
螞蜂窩が発表した「2014年上半期海外ホテル利用者予約・評価状況分析報告」によると、海外のホテルを予約したユーザー数を都市別に見た場合の上位5都市は順次、北京、広州、上海、成都、杭州だった。広州市民のうち、「出発当日にあわてて航空機を予約し、宿泊ホテルは高級豪華ホテルを選ぶ」と答えた人は17%に達し、全国トップ。広州市民と対照的だったのは、上海市民で、旅行に出る前に早めに綿密な計画を立て、準備万端整えるという用意周到さが目立った。統計データによると、「40日以上前から海外のホテルを予約する」と答えた人のうち、上海市民が最も多く約3万人、回答者全体の8%を占めた。螞蜂窩の担当者は、「金に糸目をつけない人が最も多いのが広州市民で、特に、宿泊施設は高級豪華ホテルを好む。逆に、上海市民は最も念入りに計画を立てる」と指摘した。
■ ホテル選びのポイント 男性は「価格」重視、女性は「ロケーション」重視
ホテル選びのポイントとして、螞蜂窩のユーザーのうち、45%が「交通の便が良く、アクセスしやすいホテル」、29%が「観光地や人気のランドマークに近いホテル」、17%が「お目当てのショッピングエリアに近いホテル」をそれぞれ挙げた。「ホテルを選ぶ際に、ロケーションは問題ではない」と答えた人は9%だった。また、男性が重視するポイントは順次、「価格」「ロケーション」「交通の便」「安全性」「付近のショッピングエリアや娯楽エリア」だったのに対し、女性は、「ロケーション」「価格」「安全性」「交通の便」「付近のショッピングエリアや娯楽エリア」の順に重視していることが分かった。