2014年12月12日  
 

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「民間友好大使」全国政治協商委員の潘慶林氏 (3)

人民網日本語版 2014年12月04日14:04

■日本人の勤勉は将来への憂いのため

――中国と日本ではどこが違い、どこが同じだと考えておられますか。

中国と日本が同じなのは、どちらも漢字を使用し、儒教の影響下にあるという点がおもいつきます。違うところは、日本が島国で資源に乏しいという点から来ていると思います。日本人は皆が勤勉で、仕事の手を抜かず、何事も一生懸命に取り組みます。それは日本という国が資源に乏しく、前進しなければ後退、少しの前進でもやっぱり後退、という状況にあることを皆が知っているため、勤勉や節約といった習慣が身についているのだと思います。例えば私の妻は、一枚の紙でも大事にし、二日くらいかけて裏表を使ってから捨てます。世界では資源がどんどんなくなっているが、世界中のすべての人が一枚の紙でも節約するようになれば、資源はとたんに豊富になる、と言うのです。環境保護や節約はすべての人が考えなければならない問題だということです。

■日本の自民党本部で講演

――外国の政界の要人や著名人とも多く交流なさっています。10年前には日本自民党本部で講演をなさいましたが、当時はどういう状況だったのでしょうか。

私は今期で、全国政治協商委員を三期連続で務めたことになります。また訪問した国は、世界の五大陸の数十カ国にのぼります。ビル・クリントンやビル・ゲイツ、マイク・タイソンなどと知り合ったのはそのためです。

自民党本部で講演したのは、「日中百人委員会」が2005年2月25日に開いた中日関係についてのシンポジウムでのことです。日本の各界の注目を受けた会議で、日本の政界をよく知っているということで私も招かれ、中日関係について講演の依頼を受けました。

私は、中国の外交政策を説明し、民間交流を促進し、人々の関係を強める良い機会だと考え、喜んで依頼を引き受けました。主催者側も重視してくれたようで、会議前には、当時は衆議院議員の安倍晋三自民党幹事長代理に呼ばれ、自民党本部内にある安倍氏の事務所を訪れました。参議院議員の福島啓史郎外務大臣政務官もおり、私は民間の立場から中日関係を論じました。とても和やかな雰囲気で、それぞれの考えを率直に語り合いました。私は、中国の近代化事業の成果と中日経済協力の未来について話しました。安倍氏は、「13億の人口を持つ中国は世界の驚きに値する発展を遂げている。日中貿易の発展はそのあかしだ」と語りました。


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