2014年12月12日  
 

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「民間友好大使」全国政治協商委員の潘慶林氏 (4)

人民網日本語版 2014年12月04日14:04

シンポジウムは同日午後、自民党本部の会議ホールで開かれました。国会議員を含む日本の政界、経済界、学術界の70人余りを前に、私は日本語で、「認める、気付く、反省する」と題した講演を行いました。講演で私は次のように言いました。世界が変わっていることは認めざるを得ない。第2次大戦から60年が経ち、世界は狭くなった。平和的な発展や平和的な台頭が世界の話題にのぼるようになった。21世紀に入ってからの数年は、戦争の火があちらこちらで燃えている。けれども戦争や武器で決着をはかり、覇権を狙う者は、自らが泥沼にはまっていく。未来の世界のルールは「ウィンウィン」だ。「勝者が王となり、弱者は服従し、王者が総取りする」の時代はもう過去だ。また中国に変化が発生したことにも気付いてほしい。現在の中国は、経済的に言っても、政治的に言っても、大きな変化が起こっている。中国共産党の新指導部は、統一的な計画という視野から、内政・外交・経済・政治のすべての分野で、国内と世界とを満足させる新たな布陣を敷いている。新たな中央指導部が打ち出している各方針は、人々の心をしっかりと捉えており、中国の政局はまさに、さらに開放的で、さらに安定的で、さらに広大な方向へと発展しつつある。

講演の中で私は、すでに起こってしまった歴史を隠したり否定したりするのはやめようと訴えました。「南京大虐殺ではあれだけの人が死んだ。穴はあり、骨もあり、魂もあり、写真もある。なぜあったものをなかったことにできるだろうか。ある人はこう問いました。「日本人は一体何度、戦争のことを謝ったらいいんだ」。私はこう答えました。今年(2005年)は第2次大戦から60年となる。世界が注目するこの日、小泉首相が人民英雄記念碑の前に花籠を捧げ、心からお辞儀をし、中国13億の人々に、アジア30億の人々に一言、謝罪の言葉を述べたらどうなるか。その一回ですべては変わるだろう。これは天が日本人に与えた、アジアの人々への贖罪の絶好の機会だ」

私は最後にこう言いました。「文化や地域の近似性から、中国と日本には共通点がたくさんある。私たちはどちらも温帯に属し、どちらも太平洋の圏内にあり、どちらも漢字を使い、どちらも黄種人種である。私たちはともに仲良く暮らし、付き合っていくことができるのではないのか。私の家庭がその証拠である。妻の由美子は日本籍、私は中国籍、私たちはうまくやっている」。講演は参加者の幅広い賛同を得ることができました。

■「両会」での提案と進言

――全国政治協商委員としてどんな提案をして来られましたか。

全国政治協商委員として、私は、国民の政治参加や政治討論を代表する立場にあります。これまでも異なる角度から問題を検討し、両会では毎回、新たな提案を提出して来ました。


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