「中国でキャリアを積みたい」
「問血」を、佐藤さんは、「釈然としない」、「板挟み」という言葉で形容し、さまざまな葛藤に満ちていることが分かる。日本で成長し、日本の友達と遊び、日本語を話し、日本のお菓子を食べる。でも家に帰ると、祖母が中国の東北料理を作ってくれる。友達と違うことがたくさんあり、子供の頃は自分の立場が大嫌いだったものの、大人になってやっとメリットであることに気付いたという。取材の最後に、佐藤さんは、将来の計画に言及し、「私は日本で育ったが、中国に来てから、いろんな考えができたため、自分の根、原点は中国にあると思っている。中国に目標を与えられ、成長させてもらった。国籍が日本の私が、中国でキャリアを積み、中日間の懸け橋になれたら」としたほか、「脚 本を書いたり、映画を製作したり、自分で役を演じたり、社会の美と醜い点を表現した作品を製作したりしたい」と語った。
「人民網日本語版」2015年9月1日