デジタル時代の流行病は事欠かない。マウス肩(長期間マウスを使用することで筋肉が無自覚のまま緊張し続け生じる肩の痛み)に続き、「スマホ肘」にかかる人々がでてきている。北京日報が伝えた。
スマホ肘は携帯チャット好きの人々が直面している新たな問題といえる。この症状は医学用語では「上腕骨外側上顆炎」という病名で、この炎症にかかると手に力が入らなくなり、瓶のふたを開けたり、ペンで字を書いたり、楽器を演奏したりするのが困難になる。連続して数時間スマホを使用し続けることがその原因で、ひじを長時間曲げたままになり、主な神経が過度に伸ばされることから生じている。痛みを伴うだけでなく、ひじや指のに刺すような痛みやしびれが生じる場合もある。
スマホを手放せない人々に対し、整形外科の専門家はスマホを持つ手を頻繁に切り替えることでスマホ肘を回避できるほか、バドミントンや水泳、ヨガ、ストレッチ、戸外での運動もデジタル流行病にかかるリスクを下げることになるとアドバイスしている。(編集TG)
「人民網日本語版」2016年1月8日