●食事は質素であればあるほど美味しい
日本の食べ物・和食は、ステーキであれ海鮮であれ、すべて繊細だ。小皿料理は、一品ごとに食べ方が異なり、異なる調味料が使われている。供される一品一品が、さまざまな特徴ある趣を備えている。見たところ、各小皿の料理はあっという間に胃の中に収まるが、最後まで完食すると、お腹がはち切れんばかりになる。
日本では、食事は質素なものであればあるほど美味しいと感じられる。例えば、豆腐は、特に美味しく感じる。このほか、見たところ薄い色をしたお吸い物も、とても清らかでまろやかな味がする。