2016年5月5日  
 

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4月の「科学のデマ」、高たんぱく質食品で熱が上がる? (3)

人民網日本語版 2016年05月05日09:05

3.残り物を食べると血流がスムーズになる?

噂:ネット上の情報によると、残り物に含まれる亜硝酸塩は非情に強烈な血管拡張剤であり、血流改善の効果を発揮し、さらに高齢者の痴呆症や骨粗しょう症などを予防できるという。この情報は中国農業大学食品学院栄養・食品安全学部の范志紅准教授の文章を引用し、その論拠とした。

真相:范准教授は取材に対し、この情報は明らかに一部を都合よく切り取り引用し、消費者をミスリードしていると述べた。范准教授の文章は主に、残り物に含まれる亜硝酸塩は人々が想像するほど恐ろしいものではなく、その含有量が中毒やがんを引き起こすことはないとしている。文章によると、調理後すぐに冷蔵庫に入れれば、翌日になっても安全だという。測定結果も、野菜の亜硝酸塩の含有量が、健康リスクを引き起こすことはないことを裏付けている。微量の亜硝酸塩はさらに、一酸化窒素に変化し、血管を拡張する効果を発揮し、血圧を引き下げ心臓病を予防するメリットを持つ。しかしこれは亜硝酸塩が良い成分と言っているわけではなく、大量摂取を呼びかけているわけでもない。


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