▼ALS患者を守る寄付
7月末にアメリカから始まった同キャンペーンだが、世界各国で起き、アメリカのALS協会にはこれまでに30億円弱の寄付が集まっている。中国の募金受付先「瓷娃娃」難病ケアセンターには既に140万元(約2360万円)近くの募金が集まった。IT業界の有名人や芸能人、スポーツ選手など70人以上が参加しただけでなく、国家衛生・計画出産委員会も「指名」され、毛群安報道官が個人名義で募金し、難病患者への支援を呼びかけた。
▼継続的な関心を要するALS患者
四川大学華西病院神経内科副主任の商恵芳教授は、ALS患者の治療に携わってから10年間で、一般社会の変化を感じている。情報がオープンになるのに伴い、ALS患者に関心を持つ人も増えているが、現在中国ではまだこの患者を専門にした協会や基金会は存在しない。「アイス・バケツ・チャレンジ」について商恵芳教授は、より多くの人に理解してもらうための新しい方法だと捉えている。しかしALS患者に対する継続的な関心が必要だと商恵芳教授は考えている。治療に必要な薬品を医療保険の対象とすることや、患者への心理的ケア、この病気の研究資金などこそ、患者が今最も切実に必要としているものだ。>>>詳細へ
▼ALSを題材にしたドラマ
【僕のいた時間 あらすじ】筋肉が徐々に衰えて呼吸困難に陥り、最終的には人工呼吸器をつけないと死に至ってしまうALS(筋萎縮性側索硬化症)に侵された主人公の物語。>>>詳細へ