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2014年9月22日  
 

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<北京のお気に入り>歴代の皇帝が見た風景を一望できる場所 (7)

人民網日本語版 2014年09月18日08:44

寺崎さんの本来の立場は、国家公務員。しかし、地方においては地方の利益のために働き、海外にいる現在は、国と国の関係とは異なるところで、日中間の地方同士の交流を深める仕事に携わっている。そんな寺崎さんが景山公園から見る故宮の景色は、我々が見る景色とは異なっている。そこには、個人だけでなく、国や地方という視点や意識が含まれているからだ。見ている先は、もっと広く、大きく、多層的だ。

――敦煌に行って、漢の時代に関所だった玉門間にも足を延ばしました。日本がまだ国家も何もない時に、ここから飛行機で3時間もかかるようなところに2万人の兵隊を常駐させて国境防衛に当たらせていた。あんな辺境に2万人を置くということは、人数の多さもそうですが、国力の凄さに驚きます。それが延々と今に続いているわけです。王朝が変われど、その皇帝権力の凄さ、スケールの大きさに圧倒されます。

景山公園から眺める風景は、見えるものは北京の一部に過ぎないかもしれないですが、国という概念で見ると、そこから中国全土に広がりを感じることができます。ここから、皇帝は全中国を見ていたのかと思うと、凄いことですよね。中国の国家の体制として、いったい、どのように統治していたのだろうと思うと、それは今も含めてですが、興味がつきることはありません。

寺崎さんが北京に滞在できる期間は限られている。そのため、現在、時間が許す限り、中国全土を貪欲に旅行しているそうだ。今年の7月、8月の2カ月間だけでも、出張も含めると、広西チワン族自治区桂林、雲南省麗江、四川省成都、九寨溝・黄龍、内蒙古自治区、貴州省、西蔵(チベット)自治区などに行っている。

おそらく、寺崎さんは、中国各地を回ることで、中国の広大さと多様性を直接肌で感じたいと思っているのではないだろうか。それは、「ポーツマスの旗」を読んで国のために仕事をしたいと熱い思いを抱いた少年の純粋さや好奇心にも繋がっているように思える。寺崎さんが北京で見て感じたことや新たに得た視点、それは中国の地から日本を客観的に見るという視点も含め、直接的ではないにしろ、必ず将来日本の内政の仕事に活かされていくことだろう。


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