最近、中国のネット上で、6つの英単語だけで作る「ミニ小説」が人気となっている。ネットユーザーらは、「たった6つだけど、人の冷たさや温かさ、絶えず変わる世の中を見事に描写している。文字の魅力は、想像をはるかに超えている」と目を丸めている。北京日報が報じた。
最も人気のミニ小説には、恋をして別れるまでの物語を描いた「Strangers.Friends. Best friends. Lovers. Strangers」(他人。友達。ベストフレンド。恋人。他人。)、足を失った兵士のせつない物語「Sorry soldier, shoes sold in pairs」(兵士さん、すみません。靴は1足単位で売っています。)、アルツハイマー患者の物語「Introduced myself to mom again today」(今日、またお母さんに自己紹介した。)……などがある。
ミニ小説は、文字が少ないため、様々なことを連想させ、ネットユーザーによって、異なる解説が生まれている。例えば、「Birth certificate. Death certificate. One pen」(出生証明。死亡証明。同じペン。)は、「生まれたばかりの赤ちゃんが亡くなってしまった」と理解しているネットユーザーもいれば、「赤ちゃんが生まれたのに、お母さんは亡くなってしまった」と理解するネットユーザーもいる。
ネットユーザーからは、「6つの単語からなるミニ小説は、短いけど奥深い。中国の古詩とは異曲同工」との声が上がっている。 (編集KN)
「人民網日本語版」2014年10月10日