2014年10月28日  
 

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「スマート・ハイウェイ」路面発光する高速 オランダ

【中日対訳】

人民網日本語版 2014年10月28日08:23

ドライバーの多くが夜間、運転をするのを好まないのは想像に難くない。とりわけ真っ暗な夜の高速走行だ。もし道路両側の路面標示が、迷った人に進行方向を光で導いてくれたら、目の前が明るくなるのではないだろうか?科技日報が伝えた。

オランダの高速道路「Oss N329」号線はこのような神秘的体験ができる。路面の樹脂標示に蛍光塗料をくわえ、発光効果を実現した。昼間に太陽光で「充電」可能なこの塗料は夜間、連続10時間の輝きを持続する。その効果でドライバーはより鮮明に道路の位置を判断でき、運転の安全性が高まる。

発光道路はアート企業「Studio Roosegaarde」社のプロジェクトのひとつで、その名は「スマート・ハイウェイ」。近く試用がスタートする。同社は2012年、すでに「スマート・ハイウェイ」のアイデアを出していた。プロジェクトの主旨は、技術のコラボレーションにより「インタラクティブ、持続可能な道路」を誕生させることだ。

発光道路は開発中に度重なる改善を経て、その後耐久性、ユーザー体験のテストが続けられた。「Oss N329」試用区間では、発光道路が現実の生活において中長期間、クルマの流れに応じどのような効果があるか、モニタリングされた。

「Studio Roosegaarde」社は今後、発光道路により多くの斬新な機能を与える計画だ。たとえば天候特性。路面標示に温度変化により変色する塗料を混ぜ、気温が一定の温度まで下がった際、雪マークが現れ、ドライバーに路面凍結の可能性を知らせる。気温が上がれば雪マークは消える。また将来的には発光道路に車両位置測定機能をもたせたい意向だ。車両付近および前方が発光するだけで、利用エネルギーが減少する。さらに発光道路でのEV用充電機能も研究されており、「Studio Roosegaarde」に期待が寄せられている。

この発光道路は海底世界からインスピレーションされた。灯りを得るためには、膨大なエネルギーが消費され、無数のインフラが整備されなければならない。試行区間が成功すれば、発光道路が全世界に普及する可能性が大いに期待される。(編集HT)

「人民網日本語版」2014年10月28日


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