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「寧沢涛」商標、コスト2千元で100倍以上のリターンか (2)

人民網日本語版 2015年08月17日08:26

記者が国家工商総局商標検索網をチェックしたところ、この商標登録申請の業務プロセス進行状況は、2014年11月3日の時点で、「商標登録申請受理書の発行待ち」の状態だった。

〇分析:コスト2千元で100倍以上のリターン

湖南聞勝弁護士事務所の劉凱弁護士は、次の通り説明した。

中国の商標法では、「先願主義(商標の出願は早い者勝ち)」が原則となっている。商標申請の内容が商標登録の基本条件をクリアしていれば、商標局は、第1次審査を経て公告を発表する。商標名となっている本人が異議を唱えない限り、申請が認められる可能性は極めて高い。

企業は、有名人の名前を商標登録し、本人の知名度を利用して商標の影響力を高めることで、巨額の宣伝広告費を節約することができる。また、消費者は、有名人の商標から、製品メーカーと有名人との間に一定のつながりがあると思いやすい。このため、有名人の好感度や信頼度に応じて、その商品の質についても信頼感が高まり、混同や誤解が生じる恐れもある。

商標登録コストは比較的安く、商標登録1件にかかるコストは2千元(約4万円)前後だ。申請が認められると、それが数十倍、極端な場合には100倍になって帰ってくる。だが、他に先駆けて悪意を伴って登録申請された商標は、投資の意味合いはなく、とどのつまりは無駄足に終わることになるだろう。(編集KM)

「人民網日本語版」2015年8月17日 


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