深セン市の無人機業界は近年、驚異的な発展を遂げ、無人機操縦士という新しい職業が誕生した。その他の民間航空パイロットと同様、無人機操縦士も専門的な飛行の知識と操縦技術を持つ必要があり、一部の無人機は許可証がなければ操作できない。今年の年初、深セン市初の民間用無人機の操縦士養成学校が開かれた。今月6日には、試験に合格した6人が、深セン市初の無人機操縦士になった。広州日報が伝えた。
中国民用航空局は2014年、無人機の離陸重量が7キロを上回るか、飛行高度が120メートル以上、飛行距離が500メートル以上に達する無人機の操縦士は、中国航空機保有者・操縦士協会が試験を通じて発給する免許証を所持し、かつ飛行前に飛行計画を現地の航空管制部門に提出し、飛行空域の申請を行わなければならないと定めた。
どのような人が免許取得の試験を受けているのだろうか?研修を受けに来る学生の年齢は最年長が60歳、最年少が16歳で、多くの人が将来的に無人機に関連する職に従事しようと考えている。学生の中には、清華大学深セン大学院の2人の教師もみられる。彼らは無人機の専門知識を理解すると同時に、業界の発展の流れに触れることで、研究の準備を整えようと考える。
学生らは、実践科目の仮想飛行、実機訓練、無人機のメンテナンスや分解のいずれも興味深いと話した。仮想飛行の教員の耿万里氏は、「仮想飛行はゲームのようだ。学生らは画面を注目しながら、リモコンを使い軌道を調整する。無人機の離陸・着陸に伴い気持ちもアップダウンする」と話した。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年8月18日