ボーイングが中国に初の海外工場　大口受注300機 (2)

調印式では、ボーイングと中国商用飛機有限責任公司が中国にボーイング737機の組立センターを建設することについての協力文書に調印し、双方の共同出資による合弁会社の設立が決まった。このプロジェクトは中米両国の航空工業企業におけるハイレベルの協力であり、ボーイングと中国企業との協力がまた一つレベルアップしたことを示すと同時に、ボーイング社が総合的な製造システムを部分的に海外に延伸する初めてのケースであり、ボーイング初の海外工場の建設でもある。同プロジェクトの実施により中国関連企業の発展が力強く促進され、中国民用機産業チェーンの世界的な地位が上昇し、中国関連企業がボーイングのトップレベルサプライヤーになることが可能になる。欧州のエアバスのA320機総合組立ラインが天津市に建設されたのに続き、今後は世界2大航空機メーカーのもう一方も中国で機体の組立を行うことになる。

ボーイングによると、中国は今や737、747、767、777、革新的意義をもつ次世代旅客機787ドリームライナーなどボーイングのすべての機体の製造に関与しており、主要協力パートナーには西安飛機工業集団、瀋陽飛機工業集団、成都飛機工業集団、上海飛行機製造有限公司がいる。次は部品以外をカバーするボーイング737の組立センターが中国に建設される。

ボーイングの予測では、中国は将来は世界最大の国内航空輸送市場になり、今後20年で新しい機体6330機が必要になり、その総額は9500億ドル（約113兆9620億円）に達するという。（編集KS）

「人民網日本語版」2015年9月24日