写真付きのグルメガイドは決して珍しくないが、スケッチで描いたグルメガイドというとあまり見ないかもしれない。最近、中国のネット上で、あるネットユーザーが、炸醤麺(ジャージアンミエン)や北京のお菓子8種類、北京風モツ煮込みなど、北京名物が食べられる店をスケッチと食欲そそるコメントで紹介し、話題に。多くの人がこのスケッチを手に、北京の街中で美食を探し求めている。新京報が報じた。
「見たらすぐに食べに行きたくなる」
投稿者は、「北京の美食を世界に発信したい」と、新しい作品が完成するたびに、微博(ウェイボー)にアップしている。
鍋料理・火鍋が食べられる老門框爆肚を紹介する作品では、右側に銅製の鍋を描き、下で炭火が燃え、鍋の中のキザミネギやショウガ、クコ、新鮮な羊肉などが煮立っている。鍋の周りには、ニンニクの漬物や大根と白菜の炒めもの、ゆでた落花生なども描かれ、「大根と白菜の炒めものは酸っぱ辛くて、さっぱりしている」などのコメントが添えられている。また、左側には、同店のタレのレシピなども紹介されている。
あるネットユーザーは、「おいしそうに描かれていて、見たらすぐに食べに行きたくなる」とコメントを寄せている。
多数の公式アカウントも転送
同作品はネットユーザーの間で話題になっただけでなく、多くの公式アカウントも同投稿にコメントを添えて転載している。
例えば、北京市東城区の公式アカウントは、同ネットユーザーの12作品を転載し、「カラーで北京の伝統的な美食が描かれている。北京の美食を見逃すことはできない。この作品を見て、周末には北京に美食を探す旅に出かけよう」と書き込んでいる。 (編集KN)
「人民網日本語版」2014年8月18日