微博(ウェイボー)と微信(WeChat)の影響力は、どちらが上だろうか?どちらが株主により多くの利益をもたらすだろうか?新浪微博を展開するポータルサイト大手・新浪は18日午前、今年の第2四半期決算を発表した。それによると、微博事業の営業純利益は7730万ドルに達し、前年同期比で倍増した。微信を展開する中国IT最大手・テンセントが昨日発表したデータによると、微信(海外版を含む)の月間アクティブユーザー数は4億3800万人に達し、QQ携帯版と微信のスマホ向けゲームの売上は約30億元(1元は約16.6円)に増加した。北京晩報が伝えた。
新浪が発表したデータによると、微博事業は米国上場後の初の四半期に、収入とアクティブユーザー数で倍増を実現した。そのうち営業純利益は前年同期比105%増の7730万ドル。微博のけん引を受け、新浪の今年第2四半期の営業純利益は1億8700万ドル、純利益は1660万ドルとなった。新浪と比べ、テンセントの収入はさらに高額だった。テンセントが昨日発表した最新の決算報告書によると、同社の今年第2四半期の総売上高は前年同期比37%増の197億4600万元、利益額は58%増の58億2600万元となった。そのうちQQ携帯版と微信のスマホ向けゲームの売上は約30億元に増加した。
ユーザー数の面でも、微博と微信は急増を実現した。微博の月間アクティブユーザー数は、今年6月末時点で1億5650万人に達し、前年同期比30%増となった。微信(海外版を含む)の月間アクティブユーザー数は、57%増の4億3800万人に達した。
微博は微信という強力なライバルを前にしながら、いかにしてユーザー数の急増を実現したのだろうか?新浪は、「今年6月の微博のアクティブユーザー数のうち、スマートフォンやタブレットPCなどのモバイル端末の比率が78%を占めた。これはテレビ番組とのタイアップの拡大、2・3線都市での事業拡張によるものだ。微博の今年第2四半期の新規モバイル端末ユーザーの50%は、携帯メーカーや通信キャリアとの戦略的提携によって得られた」と説明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年8月19日