3.宋代建窯曜変天目茶碗
南宋時代(12~13世紀)、京都龍光院所蔵。
高さが6.6センチ、口径12.1センチ、高台径3.8センチ。1951年6月に国宝に指定された。
寸法、素地土と器形は上述の2点茶碗とほとんど同じだ。外壁に曜変斑紋がない、茶碗内に油滴状曜変の斑紋が分布しており、曜変の効果が上述の2点の茶碗を劣る。
堺の豪商津田宗及が当初は所持していた。後で、龍光院に伝わった。国宝とされる三椀の曜変天目茶碗のうち、最も地味なものであるが、幽玄な美しさを持つとされて評価が高い。通常非公開であり、鑑賞できる機会は稀である。
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