アリババグループのグローバル化戦略を引き継ぐ天猫国際は、これまで鳴り物入りで日本戦略を進めてきた。アリババグループ関連部門の責任者はこのほど、「2015年には、アリババは日本の大勢の協力パートナーとともに、日本トップの優れた企業と天猫国際との協力締結を着実に推進し、協力パートナーとのより多様な関係を構築し発展させ、日本企業の中国市場開拓をともに支援し、より整ったグローバル化されたビジネス生態を形成し、日本企業と中国の消費者によりよいサービスを提供していく。これと同時に、日本の中小企業と特色ある企業をより重視し、こうした企業が中国市場に進出ための便利で迅速な販売ルートの構築に力を入れる」と述べた。
今年5月末、アリババとヤフージャパンは、日本のより多くの優れた企業が天猫国際を通じて効率よく中国市場に進出するのを支援すること、今年は日本の優良企業100社と天猫国際との協力締結を着実に推進することを明らかにし、今後3年で日本の優良企業600社を出店させる目標を出した。
最新の統計によると、日本の各産業の大手小売企業が相次いで天猫国際に旗艦店を開設しており、これにはドラッグストアチェーンのキリン堂やケンコーコム、「コスメ界のオスカー」と呼ばれる@コスメ、有名スーパーチェーンのフレスタ、マタニティ・ベビー用品サイトの赤すぐ、自然食品大手の創健社、日用品販売大手のレック株式会社などが含まれる。14年に出店し、同年にアリババが世界的にうち出したダブル11(11月11日、独身の日)の販売促進キャンペーンに参加したキリン堂とケンコーコムは、天猫国際で単日の取引金額1千万元(約1億9391万円)をそれぞれ達成した。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年8月20日