近年、中国では起業する若者が増加を続けている。国務院の常務会議でも、大学生のイノベーションや起業に何度も言及され、資金サポートや大学の起業教育、関連教員の育成、社会資源・サービスなどをめぐる、一連の対策も講じられてきた。また、一部の大学では、起業サークルなども出現し、大学生の起業を知識的な面でサポートしている。
唐山師範学院KAB起業サークルの責任者李国慶氏は、「当サークルは、企業実践に最も近い組織。有名企業家を度々招き、指導教師として指導してもらったり、学生と実際に交流して、経験や失敗から得られた教訓などを話してもらっている」と紹介する。
KAB全国普及弁公室の魏和平・事務局長も、「中国の大学生は起業に熱意を持ち、いろんなことを考えている。学ぶ原動力も持っており、社会や業界と接したり、経験者からのサポートを得たりすることが必要となっている」との見方を示している。
「人民網日本語版」2015年8月31日