注目を集める2014年両会(全国人民代表大会・全国政治協商会議)が、3月3日に北京で開幕した。今年の両会は、2013年の中国共産党第18回全国代表大会以来の、改革の深化の継続という重責を担っている。両会の代表・委員は、改革について自らの観点を示した。人民日報が伝えた。
全国人民代表大会代表、北京汽車集団有限公司董事長(会長)の徐和誼氏は、「市場と政府に、それぞれの役割を果たさせる。市場に対して、資源配置の中で決定的な役割を持つという位置づけを与えることは、経済発展方式および政府職能のモデルチェンジ、消極的な汚職現象の抑制にとって有利である。しかし、市場は資源配置の中で決定的な役割を持つが、すべての役割を持つわけではない」と語った。
全国人民代表大会代表、黒竜江省甘南県興十四村党委員会総書記の付華廷氏は、「市場にも効力を失う時がある。特にペースと効果、経済成長率と環境保護、目先の利益と長期的な利益などの問題に関連する時に、政府の役割をより良く発揮し、市場がコントロールできない問題を管理する必要がある」と指摘した。
◆混合所有制経済、国有企業の現代企業制度の制定を推進
全国人民代表大会代表、湖南博長控股有限公司董事長の陳代富氏は、「混合所有制経済の積極的な発展は、国有資本の機能拡大、資産価値の維持・増加、競争力の強化にとって有利だ。混合所有制は混合すれば良いというわけではなく、同時に国有企業の現代企業制度の制定を積極的に推進し、経営効率を高めなければならない」と分析した。