中国船舶重工集団公司(中船重工)が公式サイト上で発表した情報によると、同社の七〇四研究所はこのほど1万トン級海洋監視船を受注し、契約を締結した。現在世界最大の海上警備船は、日本海上保安庁に所属する排水量7175トンの巡視船「しきしま」で、中国最大の海洋監視船は4000トン級の「海監50」となっている。京華時報が伝えた。
◆1万トン級の海洋監視船、受注を獲得
中船重工によると、同社の七〇四研究所が2013年に受注した公船の契約額は約2億8000万元(約48億3800万円)に達し、1万トン級・4000トン級の海洋監視船の契約を締結した。
中船重工はまた、船舶用クラッチの製造に関する公式サイトの記事の中で、1万トン級海洋監視船の状況について次のように触れた。「このほど重慶歯輪箱有限責任公司の、1万トン級海洋監視船用クラッチの台上試験が順調に完了した。同試験は主に、1万トン級海洋監視船に用いられるクラッチの総合性能を検証するため実施された。台座の建設、試験状況は完全に実際の状況をシミュレートした(通常より劣悪な状況を想定)。試験のデータは1万トン級海洋監視船のプロジェクト推進にとって、重大な意義を持つ」
◆日本を抜き世界最大に