△ 海外大学と対等な経営方法で双方に益
ほとんどの孔子学院が、海外の大学などの教育機関との提携という手段を取っている。同学院本部の許琳・総幹事は、「当学院は、海外の大学に設置するというスタイルを取っている。そして、各学院に中国側の提携校があり、中国側と海外の大学側で、1∶1の割合の理事会を立ち上げている。この方法のおかげで、海外の大学は積極的に提携を進めてくれる。海外の大学は自校のメリットを生かした活動を計画し、双方にとって益のある取り組みとなっている」と説明している。
△ 一歩一歩確実に前進
ここ10年、孔子学院は、一歩一歩確実に前進し、設置や発展の主要な意義を追求してきた。現在、約70カ国の400機構以上が、同学院の設置を積極的に計画している。
同学院は、中国文化を世界で発信すると同時に、多くの若者に人生の新たな舞台をも提供してきた。ブラジルの孔子学院で、中国語教師を務めている喬建珍さんは、「中国が強大になり、世界各国が中国について知りたいと思っているし、中国も他の国について理解する必要がある。しかし、中国文化の発信に当たり、『即効性』を求めるのではなく、しっかりと根を張る取り組みをしなければならない。海外の人々が『学びたい』と思ってくれるようになれば、中国にとっては成功」との見方を示している。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年9月12日