2015年7月31日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

Apple新浪騰訊人民LINE微信RSS
人民網日本語版>>科学技術

中国科学院とアリババ、量子計算実験室を共同設立

人民網日本語版 2015年07月31日10:37

中国科学技術大学上海研究院で30日、中国科学院と中国IT大手のアリババ(阿里巴巴)グループとの戦略的パートナーシップ調印式・プレート除幕式が行われた。双方は、「中国科学院-アリババ量子計算実験室」を共同設立し、量子情報科学の先進的な研究を行い、量子コンピュータの開発に取り組む。科技日報が伝えた。

同実験室は、アリババのクラウドサービス「阿里雲(Aliyun)」の計算アルゴリズム・アーキテクチャ・クラウドコンピューティングといった技術的強み、および中国科学院の量子計算・シミュレーション・量子人工知能などの強みを結びつけ、ムーアの法則を覆し、従来のコンピュータを上回る次世代超高速計算技術を模索する。

同実験室は、以下のような研究計画を定めている。

・2025年までに量子シミュレーションを現在の世界最速スパコンの水準にまで高める。

・2030年までに50−100量子ビットのユニバーサルな量子コンピュータ(試作機)を開発し、量子コンピュータ用チップの大量生産技術を把握する。物理層の設計・製造から、アルゴリズム実行の独自開発に至るまで、ユニバーサルな量子計算機能を全面的に実現し、ビッグデータ処理などの重大かつ実質的な問題に応用する。(編集YF)

「人民網日本語版」2015年7月31日

関連記事

コメント

最新コメント