先日、啓徳教育グループは北京で「中国留学市場2015年総括と2016年展望」報告書を公表した。報告書は、出国する留学生数の増加スピードは緩まり、一方で帰国者数が上昇の一途をたどっているため、5年以内に留学生の帰国者数が出国者数を上回る見通しであるとしている。人民網が伝えた。
データによれば、2000年から2015年までの留学生帰国者数は基本的に20%以上のスピードで増加し続けており、2014年に至っては留学から帰国する人数が36万4800人に達し、同じ年の出国した留学生の人数の45万9800人とわずか9万人の差となっている。
現在、留学生の帰国後の就職や起業への優遇政策が引き続き増加しているほか、国内の就職の見通しが明るいため、積極的に帰国する人々が益々増えている。同時に各国の労働ビザ政策、実習、アルバイトの政策も引き続き緩和され続けているため、留学生にはより多くの就職や実習のチャンスと時間が提供されることとなり、国外で長期的に発展していくにしろ、海外で少しばかり就業経験を積むだけにしろ、有利となっている。(編集TG)
「人民網日本語版」2015年12月29日