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アカデミー賞:「ゼロ・グラビティ」が7冠 中国ネットユーザー「価値あり」

 2014年03月05日10:52
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レオナルド・ディカプリオの祝福を受ける主演男優賞のマシュー・マコノヒー。

 米映画界最大の祭典「第86回アカデミー賞」の授賞式が現地時間2日、ハリウッドのドルビー・シアターで行われ、最も注目される「作品賞」はスティーヴ・マックイーン監督の「それでも夜は明ける」が受賞した。主演男優賞は「ダラス・バイヤーズクラブ」のマシュー・マコノヒーが、「主演女優賞」は、「ブルージャスミン」のケイト・ブランシェットがそれぞれ受賞した。 中国新聞網が報じた。

 また、「ゼロ・グラビティ」が監督賞を含め最多7冠に輝いた。一方、最多の10部門にノミネートされた「アメリカン・ハッスル」は無冠に終わった。

 中国映画としては、今回のアカデミー賞で唯一ノミネートを果たした、香港の巨匠・王家衛( ウォン・カーウァイ)監督の「グランド・マスター」(原題:一代宗師)だったが、衣装デザイン賞と撮影賞の獲得はならなかった。王監督は、美術監督、衣裳デザインを務めた張叔平(ウィリアム・チャン)と撮影監督のフィリップ・ル・スールと共に授賞式に参加した。
 
 「ゼロ・グラビティ」が7冠を獲得したことに対し、中国の「賛成派」のネットユーザーらは「その価値あり」とするコメントを、微博(ウェイボー)などのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に次々に寄せている。

■賛成派:七部門受賞の価値あり

 ネットユーザー「伊生如画」:ゼロ・グラビティはとても美しく感動した。唯一残念だったのは、ジョージ・クルーニー演ずるマット・コワルスキーの死に方。どうして自らライアンとつなぐロープを外し宇宙空間に放り出されなければならなかったのか?宇宙は無重力状態ではないのか?アカデミー賞の複数の部門で賞を受賞したようだ。本当におもしろい作品。これこそが宇宙版の「サバイバルゲーム」。

 ネットユーザー「麗麗麗很_霸氣」:今回のアカデミー賞は「ゼロ・グラビティ」の一人勝ちだった。「IMAX」版を見たが、迫力満点で、地球が本当に美しかった。2回鑑賞し、地球の姿を思う存分堪能した。どんな状況であろうと、希望を捨ててはならず、生きているということは素晴らしいこと。今年特に見たいのは「それでも夜は明ける」、「アメリカン・ハッスル」、「ウルフ・オブ・ウォールストリート」の3作品。でも、レオナルド・ディカプリオがまたもや受賞を逃したので、悲しくて涙が出る。

 ネットユーザー「詩楽思」:今年のアカデミー賞で勝ち組となった「それでも夜は明ける」と「ゼロ・グラビティ」のうち、私は後者が好き。前者は、原作を改編し、自由を取り戻すことを主なテーマにしているが、その過程はあまりに悲惨で心が痛み、見ていられない。一方、後者は視覚効果賞、音響編集賞、作曲賞にふさわしい内容だった。なによりも、同作品はほとんどのシーンが「命の意義」を考えさせる内容だったことが素晴らしい。

■反対派:アカデミー賞は米国人のファミリーパーティ

 ネットユーザー「wetdry0_0」:アカデミー賞は本当に理解に苦しむ。チケットが2枚当たったから「ゼロ・グラビティ」を見に行ったけど、すごく後悔した。2時間ずっと、宇宙を漂っているだけ。何のストーリーもなく、2013年で最も面白くなかった映画が7冠を受賞するなんて。

 ネットユーザー「爛片通緝令」:「それでも夜は明ける」が「作品賞」を受賞したということは、アカデミー賞が米国人のファミリーパーティだということを示している。米国人は保守的で、自信が見られない。「革新」と「伝統」において、米国人はいつも「伝統」を優先する傾向がある。 (編集KN)

 「人民網日本語版」2014年3月5日

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