福島原子力発電所の事故の影響から避難した福島県の住民58人が3日、日本政府と東京電力を相手取って、総額24億4760万円に上る損害賠償訴訟を起こした。
原告弁護団によると、訴訟を起こした58人は福島県南相馬市、双葉町、浪江町、富岡町の22世帯の人で、現在は福島県以北の宮城県に避難している。
原告が宮城県仙台地方裁判所に提出した起訴状によると、彼らが原発事故で故郷を離れなければならなかったことは、物質面と精神面で大きな損失を受けただけでなく、将来の健康や暮らしに対する大きな不安ももたらしたとして、日本政府と福島原子力発電所を所有する東京電力に対して1人あたり4220万円の損害賠償を請求している。福島の「原発難民」は東京や札幌、名古屋などの地方裁判所に対しても類似の訴訟を起こしている。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年3月4日