広東省深セン市の国境を越えた貿易・通信販売の輸入モデル事業が、9日に前海湾エリアで試行がスタートした。これにより前海湾では国境を越えた通販分野の輸出入双方向のルートを備えた全プロセスが開通したことになり、海外通販を利用する消費者は正規の、より便利な通販サービスを利用して海外から商品を購入できるようになる。新華社が伝えた。
深セン税関によると、深セン市は今年7月、国内で7番目に国境を越えた通販業務のテスト都市に認可された。今回のテスト事業は主に前海湾の保税港区で実施され、経営が規範化され、信頼が厚く、テスト事業実施の必要性が高く、取引プラットフォームの条件を備えた通販企業を選出して実施される。第一期テスト事業ではネットショッピングの保税輸入モデルが実施され、国境を越えた通販が「保税での国境を越えた通販」という新たな税関貿易モデルを踏まえて行われる。貨物を前海湾の保税港区にまとめて運び込み、国内の個人利用者の注文状況に基づいて、税関に個人の物品リストを申告し、税関が個人の物品に対する輸入税を徴収した後に国内の個人利用者に商品が届けられるという流れだ。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年9月12日